ウェディングブーケの由来にはさまざまなものがあるとされています。その中でも良く言われているのが「新婦を守る魔除けから由来するもの」と「プロポーズの儀式から由来するもの」です。
皆さんは「タッジーマッジー」というものをご存知でしょうか。ハーブなど香りのある植物で作られたブーケのことです。ハーブには虫よけ、抗菌作用などがあり、ヨーロッパなど欧米諸国では、古くから活用されていました。
そんなハーブの特性から、身に着けると疫病を防いだり、魔除けになると言われていたようです。大切な新婦が守られるようにと、お守りとしての効果も期待されていたタッジーマッジーを新婦に持たせたことが由来とされています。
中世ヨーロッパでは、プロポーズする際に男性が女性のために花束を作ってプレゼントしていたと言われています。プロポーズの返事がYESの場合、女性はその花束の中から一本抜き取り、男性の胸元に刺してあげます。これが結婚式のブーケとブートニア(花婿が左胸につける花飾り)の由来とされています。
このブーケ・ブートニアの由来を再現する「ブーケセレモニー」という演出が人気を集めています。
具体的には、ゲストに一輪ずつ花を持ってもらい、入場した新郎がそれを集めてブーケを作ります。父親とともにバージンロードを歩いてきた新婦にブーケを手渡し、プロポーズの言葉を贈ります。花束を受け取った新婦は一輪抜いて、新郎の左胸に刺してあげます。
ブーケの本来の意味を感じられるだけでなく、新郎が花を受け取る際、ゲストとしっかり顔を合わせることができる素敵な演出です
是非皆さまもブーケセレモニーを演出に入れてみてはいかがでしょうか?