皆様 こんにちは
アールベルアンジェ仙台のブログをご覧いただき
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今回は「引き出物」について お話しさせていただきます
一般的には お祝い事なので割り切れない奇数を用意すると言われています
①記念品・・・カタログギフトやタオルのセットなど
②引菓子・・・バームクーヘンやチーズケーキなど
③縁起物(しきたり品)・・・鰹節・お赤飯など
3品を用意することが多いですが 地域によっては5品や7品も
引き出物の始まりは 平安時代にさかのぼります
華やかな宴を開いた貴族が 宴会に招いたお客様に
お土産として馬を贈りました
馬を贈る際 宴会を開いた主が 庭に馬を「引き出して」
お客様に披露したことが「引き出物」という言葉の由来になったそうです
このことから 宴会の招待客へのお土産を「引き出物」と呼ぶようになったと言われています
その後 一般に貨幣が流通し始めた室町時代に入ると
引き出物は『馬』から『貨幣』へと姿が変わります
馬の代わりという意味で 馬代(うましろ)・代馬(だいば)と呼ばれ
金品を渡すようになったそうです
さらに戦国時代には 戦を勝ち残れるようにと願いを込めて
武具が贈られるようになり
江戸時代では 結婚式で振舞われるお膳の中に
鰹節を入れるようになってきたそうです
明治時代以降は 結婚式を挙げることが浸透してきた庶民の間でも
引き出物を贈ることも一般的になったようです
披露宴で振舞った料理の一部を折詰にしてご家族様へのお土産としていた時代や
食器など重ければ重いほど良しとされていた時代もありましたが
今では 負担をかけないように軽くて持ち運びしやすいものを
選ばれることが多くなりました
贈る品物の内容が 時代と共にずいぶん変わっていったんですね