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本日はアフリカ系アメリカ人の伝統の儀式をご紹介します

「ジャンプ・ザ・ブルーム」

手をつないだ新郎新婦がほうきの上を飛び越えるという儀式

そのルーツは南アフリカにあり 

昔　悪霊や不正を祓うという意味で

新郎新婦の頭の上でほうきをふったことからきているそうです

この儀式が受け継がれているのには　深い理由があるそうです

かつてアメリカに連れて来られ奴隷にされたアフリカ系アメリカ人は

結婚が許されなかったそうです

しかし　そんな過酷な環境の中でも手に手をとって

共に生きようと愛し合うカップルは

手を繋いでほうきを飛び越えるという

故郷のものに似た儀式を行い結婚の証としていました

本来ほうきは災いを祓いものでしたが

あえて災いの象徴として飛び越えたのかもしれません

辛い歴史を思い出すものですが

お互いの絆を頼りに強く生き抜いた先祖の姿を誇りに

この儀式は伝統として残っています

現在ではより高く飛んだ方が家庭で実権を握るとも

言われているそうですよ